熱せん妄について

子供が発熱したーあぁぁ

発熱したのは真ん中の小学2年。学童から38.3度でお迎えに来れますか?と連絡があったそうで、かみさんがお迎えに行きそのまま小児科に受診。

真ん中は特に夜間にうなされるコトがある。

先程も目をパッチリ開けて遠くを見ながら『怖いー』『来ないでー』『嫌だー』『そこから手がいっぱい出てくる』など、叫んでいた!

大丈夫と声をかけてもほぼ夢の中で声は届かない事が多い。

今日の叫びは熱せん妄か、、、

~熱せん妄(ねつせんもう)~

グレイス病院 小児科 松居 ゑり子先生より引用


眠っていたのに急に起き上がり「怖い!」と大声で叫んだり、走り回ったり、「虫がいる」「虹が見える」 とか支離滅裂な話を始めたりします。こちらからの問いかけには答えることができません。こんなとき、親 御さんは戸惑ってしまいますよね。
でも、子ども本人もこの時は、夢と現実の区別がつかずパニック状態で何が何だか分からない状態なの で、親御さんは落ち着いて対応してあげる必要がある。
お子さんの年齢が上がるにつれて力も強くなり、幻覚を見て外に飛び出してしまい事故にあったり、窓か ら飛び降りてしまうなどのケースも報告されており注意が必要です。
〔熱せん妄の原因〕
熱せん妄は、高熱で大脳の温度が上がり大脳から「暑い!どうにかして!!」と SOS が出されます。す ると SOS を受けた脳細胞からは、ノルアドレナリンやドーパミンなどの化学物質がどんどん放出されま す。この大量に放出される化学物質が複雑な神経症状を引き起こすと考えられています。 熱せん妄を起こしている時、頭は眠って夢を見ている状態なのに、筋肉の力は抜けず 身体は起きているような状態です。 そのため夢の中で起こっていることに従って身体が動いてしまったり、幻覚から逃げ ようとしてしまったりするのです。 発熱しても熱せん妄が全く出ないお子さんもいますし繰り返し表れるお子さんもいますが、なぜ差があるの か詳しいことは解明されていません。
〔効果的な 3 つの対処法〕
1 お子さんの発熱時(特に高熱の場合)は誰かしら傍で様子を見る。お子さん自身熱せん妄の症状が出 た場合、夢なのか現実なのか幻覚なのかよくわからずに興奮状態に陥っています。中には何者かに追 いかけられたり気持ち悪い虫が見えたり、恐怖からパニック状態になり外に飛び出してしまうことも 考えられます。それを防ぐ為にも窓・玄関のカギはしっかり閉めて家族が様子をみてあげる必要があ ります。
2 身体を冷やし処方されたお薬をきちんと飲ませる。当たり前じゃないかと思われるかも知れません が、熱せん妄でお子さんの様子が豹変してしまった場合、親御さんもパニックになり、やるべきこと ができなくなってしまうことがあります。熱せん妄で異常行動が見られる場合でも太ももの付け根、 脇の下、首を冷やし、医師の指示通りにお薬を飲ませ少し熱を下げてあげましょう。
3 お子さんの身体に触れて安心感を与えてあげる。熱せん妄で怖いものが見えたり、夢の中の体験が本 当に思えてしまったりして、お子さんは大変不安定で心細い状態です。そんな時は手を握ってどんな 話でも否定することなく聞き、抱きしめてあげたり頭を撫でてあげたりして、少しでも不安を取り除 いてあげましょう。
基本的には、数分から数時間以内に症状はおさまります。 それ以上持続するような意識障害や異常行動、または、その際に痙攣(ひきつけ) などを起こす場合は、脳炎・脳症など脳に障害を起こしている可能性が高くなり ますので、速やかに医療機関を受診してください。

という事。

子供は分からない事だらけだから夢の中も何が起こるか分からない!僕も子供の頃にスゲ〜怖いの見た記憶がある。

とにかく、親が落ち着いて対応する事が大切なんだね!

オケ!おやすみ!